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作れないものはない ~あらゆる素材・形状に対応
私たち奈良精工は、難切削材を含むあらゆる金属素材の加工・多種多様な精密機器の製造に幅広く対応できる体制を有しています。 当社は、カメラ・複写機等の精密機器メーカー・ミノルタカメラの子会社として1968年に創業しました。以来、光学機器部品やOA機器部品の製造に携わる事で豊富な経験と実績、加工技術を蓄積すると共に、市場ニーズに柔軟に対応、様々な製品を世に送り出してまいりました。 又、医療機器を中心としたチタン合金等の加工においては30年以上の実績があります。さらに鉄道・航空機などの輸送機部品の製造においても着実に実績を挙げており、そのフィールドを広げています。
現場の声を実現 ~医療機器の共同開発
1996年より医療分野への取り組みを推進してきましたが、近年その幅を広げています。
奈良県内の企業としては唯一、「第一種医療機器販売製造業者」の認可を受け、奈良県立医科大学様と医療機器の共同開発を行っています。例えば手術時間の短縮や傷が少なくて済む術式を確立するための器具など、患者さんや医療従事者の皆様のためになる製品を世に送り出しています。
素材の知識や高い技術力を駆使し、いただいた案件の実現はもちろんのこと、協議させていただく中でもう一歩進んだご提案ができればと考えております。
新たな価値を求めて ~奈良精工オリジナル製品の開発
奈良精工では、OEMや共同開発だけでなく、奈良精工のオリジナル製品の開発にも力を入れています。 例えば、軽量で丈夫なチタンの特性を活かした理容師・美容師用のはさみや、ペット用のコーム(クシ)など。 世の中に新たな価値を生み続けるために、市場のニーズを読み取り、奈良精工から発信できるものを常に模索しています。
妥協なきハイクオリティ ~高度な精密加工技術と管理体制
旋盤・マシニング加工が主流である現在の精密金属加工においても、加工精度の決め手となるのは「人」の力と考えております。機械の操作・プログラム技術や管理能力はもちろん、最終的な製品の仕上げ作業では、高精度な外観を実現させています。 私たち奈良精工のスタッフは、「機械加工」「手作業」の双方を巧みに操る技術を備えています。さらに日々の情報収集とスキルアップを怠らず、常に進化し続ける技術集団であると自負しております。 また、製品の品質管理においても高い意識を持って取り組んでいます。 世界最高水準の「超高精度CNC三次元測定機」をはじめとする各種測定機器を導入し、高いレベルで要求される品質要求に答えています。より良い精緻な製品を安定してご提供し、お客様に満足いただけるよう心がけております。
他にご提供可能な加工技術(弊社お取引様の協力による)
加工レスダイカスト
製品の鋳型に溶融した金属材料を流して作る「加工レスダイカスト」の特徴は、機械加工をしなくても、寸法精度が量産で保持できることです。
また、機械加工では難しい複雑な形状でも、高い精度で製造できます。その他、生産工程・生産時間が削減できる、設備費や生産コストの削減など、様々なメリットがあります。
奈良精工では、金型技術とダイカスト鋳造技術の調和により、次にあげる要因の向上に努めることで、高品質の加工レスダイカスト品製造を可能にしています。
- 製品形状においては、部分的な収縮率を正確に把握
- 型条件においては、型の製作技術と型精度の維持
- 鋳造条件においては、鋳込み圧力と型温度の管理
加工精度
- 外径公差 ±0.010以下
- 内径公差 ±0.015以下
- ピッチ公差 ±0.030以下
- 面公差 ⊥0.030以下
マルチフォーミング加工
数十ミクロンレベルの細線加工技術です。
線材のフォーミング加工は、曲げ・穴開けなど複雑な工程が連続加工可能です。
フォトエッチング加工
ミクロンレべルの微細かつ複雑形状パターンも高精度に加工可能で、プレス加工のような金型は不要なため、イニシャルコストが安価です。また、短納期対応でき、開発試作などに最適です。
難削材加工
超硬・ダイス鋼などの製品加工が可能です。